スマホショルダー <Scheat>
¥28,600
TAMURA 的スマホショルダー、<Scheat>(シェアト)の登場です。
・
スマートフォンがどんどん進化して、キャッシュレス化がますます当たり前になってゆき、もうお財布も必要とされなくなってしまったら、どのような日常の風景が待っているんでしょうか。
もしかしたら、日々のちょっとしたお出かけやお買い物はもうスマホだけで問題なし、そんな世界になっているのかもしれませんね。
カバンやお財布が必要とされなくなっていく状況はとてもさみしくもありますが、生活様式が変化していくことは、また新たな製品が生み出される契機にもなります。
そんな新しい世界を想像してみて、どのようにスマートフォンを持ち運ぶのがいいんだろうと思い浮かべてみました。
アウターやパンツのポケットに入れて持ち歩くというような仕方ではない、スマホを肌身離さず持ち運ぶようなスタイル。
スマホケース自体がアクセサリーのように洋服の一部を構成している。
そんな持ち方、あり方が実現できないものかなと想ってデザインしました。
寒い時期にはコートなどアウターの中に着けるのもありだと思います。
暖かくなって薄着になったときには、服との組み合わせを考えるのが楽しくなるにちがいありません。
前胴の口元にカットを入れた箇所からライニングとして貼っているピッグスウェードがちらりと覗くというスタイルとなっており、デザインのアクセントになっています。
後胴にはカードが数枚収納できるポケットをつけています。
・
別注で仕上げていただいたチェーンも全体を構成するうえで重要なアクセントになっています。
ベースは真鍮製。
表面にメッキ加工を施しました。
デザイン的には「喜平チェーン」と呼ばれる有名なかたちなんですが、今回採用したのは八面ダイヤカットを加えためずらしいデザインとなっております。
通常は曲線だけで成り立っている喜平チェーンに、直線のカットを八面にいれることによって、曲線だけで構成されていた喜平チェーンでは表現できない煌めきとエッジの効いた存在感を表現することに成功しています。
【 素材について 】
スマホケース本体とショルダーストラップについては、牛革において最高級と言われているカーフ(生後6ヶ月未満の子牛革)やキップ(生後6ヶ月以上2年未満の牛革)を使用しております。
表面積が小さいということ、キメが細やかで傷も少ないことから、ひじょうに高価で貴重な素材としてやりとりされるものです。
実際にヨーロッパの大手メゾンでも採用されていることから、その素材の優秀さを証明するものです。
鞣し方は、クローム鞣しという方法がとられており、革の仕上がり具合は弾力性があり、伸びのあるしなやかな、ふっくらとした表情を表現するのに適した革になっています。
今回採用しているカーフの仕上げ方は表面がつるっとしたスムースではなくシボ(しわ)が入った、本シュリンクに分類される加工がなされています。
革の表面にシボと呼ばれるシワを入れるには、熱プレスによる型押し加工で模様を付けることが可能です。
対して、本シュリンクとは、薬剤によってシュリンクさせて(縮ませて)自然なシボが入るように加工している革のことを指します。
そのため、部位によってはシボの入り方が変わってきたりと、表面全体に均等にシボが入るというわけではありませんので、一枚の革でも様々な表情を見せるおもしろい仕上げ加工になっています。
製品に仕立てた時に、ひとつひとつ違った表情を見せることになり、それがこの本シュリンクの面白さの一つであるのかもしれません。
ライニング(内側)には発色が鮮やかなピッグスウェードを採用しました。
【 SIZE 】
ケース本体部分のみ:たて 17 cm × よこ 10.5 cm
チェーンストラップ部分(ケース本体の根元から):長さ 108 〜 111 cm