いまだ到達されていない革製品をめざして

ご訪問ありがとうございます.
（株）田村製作所が手がける「TAMURA」 のオンラインストアです.

代表の田村光啓は以前、京都の老舗帆布製カバンメーカーの「一澤帆布」に勤めておりました.
かねてよりオリジナル志向があり、退社後、試行錯誤の中で出会った皮革素材の奥行きを知るにつれ、その魅力にとりつかれました.
そこから革とのつき合いがはじまります.

いくつかのチャンスに恵まれ、いわゆるOEM（他社ブランド製品の製造）をはじめる機会を得ます.
そこで経験をつませていただき
2015年、ファクトリーブランドとして「TAMURA」をスタートいたします.


【そしていま、考えてること】

ある製品を考える場合、それは部分（細部）の集まりであり、その総和です.
ところが素晴らしい製品というものは、そうした単純な足し算を超えて存在します.
端から端まで気をぬくことなく仕上げられた製品には、一瞬、息を呑むような感覚を抱いたことがあるかもしれません.
その研ぎ澄まされた表情というのは、ある種の清潔感であり、それが美しさをかたちづくっているんだと考えています.

個人的にひじょうに大きな影響を受けたブランドがあります.
それは HERMÈS であり COMME des GARÇONS であり、そして一澤帆布です.

ブランド・オブ・ブランドとの呼び声も高いHERMÈSからはブランドとは何か、ブランドであるとはどういうことか、を日々考えさせられています.　ほんとうの職人集団がHERMÈSには存在しています.
COMME des GARÇONSからは常識を疑うということはどういうことか、既存の方法では見つからないクリエイティビティに接近するためには越境も厭わない姿勢、もはやアートともいえる製品からその精神を受け取っています.
製作現場に配属してもらった一澤帆布では、その愚直なまでの伝統を大切にするものづくりへの接し方を学ばせてもらったと思っています.

まだまだ 「TAMURA」 は変化していきそうです。
ご注目いただければ幸いです.

株式会社 田村製作所
田村光啓